小型船舶操縦士試験 ~学科試験編①~
学科試験について
身体検査終了後には、いよいよ学科試験が始まります。
私が受験したときには、一級を受ける方も二級を受ける方も同時に試験開始でした。
ただ一級の方が科目が多いので、問題用紙が一冊多く、試験時間も長いです。
試験中にトイレに行くことはできませんが、試験終了後はすぐに退出することができました。
室外に解答が貼られていて、試験終了後にはすぐに答え合わせすることができますので、問題用紙に解答を記入しておけば、おおよその自分の得点が推測できます。
試験科目について
学科試験には一般科目と上級科目があり、一級はその両方、二級は一般科目のみを受験します。
<一般科目>小型船舶操縦者の心得及び遵守事項、交通の方法、運航
<上級科目>上級運航Ⅰ、上級運航Ⅱ
試験時間について
一級…2時間20分
二級…1時間10分
既に操縦免許を持っている方や海技士資格を持っている方は、一部の試験科目が免除されて試験時間も短縮されます。
合格基準について
科目ごとに足切りがあり、下記の単元ごとにまず50%以上得点できている必要があります。
<一般科目>小型船舶操縦者の心得及び遵守事項(12問中6問以上)、交通の方法(14問中7問以上)、運航(24問中12問以上)
<上級科目>上級運航Ⅰ(8問中4問以上)、上級運航Ⅱ(6問中3問以上)
そのうえで、下記の科目ごとにそれぞれの点数以上を得点することが必要です。
<一般科目>50問中33問以上
<上級科目>14問中10問以上
机の上に置けるもの
受験中に机の上に置けるものは、鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、一級を受験する方はさらに、三角定規、ディバイダ、コンパスです。
また、通信や計算など特殊な機能を備えない腕時計やペットボトル飲料も机の上に置くことができました。
鉛筆やコンパスの芯はある程度削っていないと、海図を書く際に誤差が生じる恐れがあるので、試験の前には削っておいた方がよいかもしれません。
次回は、一般科目についてご説明します。