小型船舶操縦士試験 ~身体検査編~
一級小型船舶操縦士とは?二級との違いは?
まず二級小型船舶操縦士とは、総トン数20トン未満の船舶(プレジャーボートの場合は24m未満)であって沿岸より5海里未満の範囲のみ航行できる免許です。
1海里とは約1852mなので、約9.26kmの範囲となります。
それに対して、一級小型船舶操縦士はすべての海域(例外あり)について航行できる免許となります。
身体検査について
小型船舶操縦士試験は身体検査、学科試験、実技試験のすべてに合格しないと操縦試験合格証明書をもらうことができません。
操縦試験合格証明書の有効期間は1年以内なので、その期間内に免許申請が必要となります。
先日一級小型船舶操縦士試験を受けてきました。
試験当日はまず身体検査から始まりました。これに合格しないと学科試験及び実技試験に進めないので、ある意味この身体検査をクリアすることが一番重要かもしれません。
身体検査とは、視力、色覚、聴力及び疾病並びに身体機能の障害の有無についての検査となります。
眼鏡や補聴器の使用が認められているので、心配な方は合格基準に達することができるように前もって準備しておいた方がいいかもしれません。
身体検査の合格基準
聴力の合格基準は、5メートルの距離で話声語が聞こえることです。受験番号が呼ばれて反応できることにより、合格したものとみなされているようでした。
視力の合格基準は、両眼ともに0.5以上であることです。よくあるアルファベットのCのようなマークのどこが開いているかを答える形で行いました。
色覚の合格基準は、夜間において船舶の灯火の色を識別できることとなっていて、赤、緑、白(白は若干黄色に見える)が光るのでその色を答えました。
そして、最後に疾病及び身体機能の障害の有無を聞かれ、身体検査は終了となりました。 疾病及び身体機能の障害がある場合については、軽症で業務に支障をきたさないと認められることが必要です。
次回は、学科試験についてご説明します。